小児治療の笑気吸入鎮静法

乳歯は永久歯より知覚程度が比較的低いです。簡単に言うと同じ刺激でも痛みとして感じる度合いが少ないということです。そこで笑気沈静法が大変効果的になってきます。

大人の治療では笑気だけでは完全に治療中の痛みは無くせないので麻酔を併用しますが、乳歯の場合はほとんどの治療時の痛みが笑気で感じなくなります。ですから麻酔を使用せずに大概の治療が可能です。麻酔の「注射」を使用しないで小児治療が出来るということはお子さんにとって本当に大きなメリットだと思います。

「注射」に対する大昔からの小児の永遠の恐怖心は計り知れないものがあるはずです。

それと麻酔を使用して治療した後、気を付けてあげていたにもかかわらずお子さんがほっぺたや唇を噛んでしまって腫れた、というような経験をされた保護者の方もいらっしゃるでしょう。

また、「健忘効果」も笑気沈静法の利点に挙げられています。笑気吸入時には軽い健忘効果(その際に行われたことを忘れてしまう)があり、治療時の刺激・音・感覚の記憶が完全ではないが多少薄れるということです。もちろん後遺症やその後の悪影響はありませんのでご安心下さい。ちょうどお酒を飲んだ時の記憶があいまいになる、というのと同じです。この作用によりますますお子さんの歯科治療への恐怖心が薄れるわけです。

※笑気吸入鎮静法は保険適用です。